売物件の中古住宅を見ると、外壁塗装はもちろん、
室内の壁紙や床のフロアーなど張り替えた上で売りに出す一軒家が多くなりました。
わりとリフォームされている売物件は多いのですが、
私たちプロから見ると、「それより先に、こっちをリフォームしないといけないでしょう?」と思うことがよくあります。
今回は中古住宅の売物件で、どこがリフォームされてるかをチェックすべきなのか、
プロしか知らない視点をお伝えします。
これを知ってるだけで、買ってから後悔することが減るでしょう。
これから中古住宅の購入を考えているのなら、ぜひ参考にしてくださいね。
中古住宅でリフォームが大事な箇所は?
中古住宅をリフォームする場合、もっとも重要なのはサッシです。
このサッシを取替えているのか、否かで大きく変わります。
今のサッシのガラスは殆どが複層ガラスになっていて、通常の窓ガラスよりは断熱効果も高いし、結露もなくなるという利点があります。
いくら綺麗にリフォームしてある中古住宅でも、サッシが古いまま、、という物件もあるので要注意です。
あとからリフォームすれば良いだけの話?
あとからサッシを取替えたらいいのでは?と思うかもしれませんが、
その場合、2階のサッシなど取替える場合は足場が必要になってきます。
外部の壁も一部撤去しなければいけなくなります。
その場合、綺麗に外壁塗装してあったとしても、再度一部塗り替えになります。
サッシが1ヶ所なら良いですが、2階だけでも何か所もあるのが普通です。
外部にはもちろん費用が掛かりますが、家の内部は何もしなくても良いかと言えばそう簡単ではありません。
サッシを取り付けるには、サッシ廻りの壁を破る必要があります。
もちろん床の補修工事が必要になるし、壁のクロスの張り替えも必要になります。
家の中をよく見ると10か所ぐらいサッシが取り付けてあるので、新しくサッシを取替えるだけでも莫大な費用が掛かるのです。
中古住宅をリフォーム、販売している不動産会社であっても、どこをリフォームすべきかなんて、わかっていないことがほとんどです。
室内はあまりリフォームしていなかったとしても、
外回り、サッシだけでもしっかりとリフォームしてある中古住宅を購入すると
あとのリフォーム費用は安く済みます。
綺麗だけの物件には飛びつかないこと。
しっかりと中古住宅を見極めて、後から後悔しないための家選びをしてくださいね。