「築4年の中古マンションを購入したのですが、、いますぐ売りたい。」という相談がありました。
売りたいと思う原因は人によって様々なのですが、
今回はお金の面から見る、売りたいと思った人の一例です。
ぜひ参考にしてください。
ローン支払と内訳からみてみる
話を聞いていくと当時、中古マンションを2200万で購入したそう。
30年間の支払いで毎月約79,000円返済。(金利込み)
この中古マンションには修繕積立金、管理費、駐車場代の費用が毎月約30,000円かかります。
トータルすると、この中古マンションには毎月106,000円の支払いが必要、ということになりますね。
金額だけを見ると中古マンションは割高?
毎月106,000円を30年間支払うと、合計約3800万円になるので、
3800万の中古マンションを購入したと言えるでしょう。
修繕積立金、管理費、駐車場代の毎月3万を30年間支払続けると、合計1080万円になるからです。
中古住宅と中古マンションを比べてみた
同じ金額設定で中古住宅の場合もみてみましょう。
築4年 2200万で購入。
30年間の支払いで毎月約79,000円の返済。(金利込み)
その他の支払いはありません。
でも何年後かにはリフォームが必要になってくるので同じように毎月3万円、リフォーム代として貯蓄していきます。
もし30年間まったくリフォームしなくて良いとしたら1080万円貯蓄されてる計算になりますね。
30年間の間に外壁塗装を2回施工したとしても200万円程度で納まります。
それでも880万円は手元に残っている計算です。
マンションはローンの支払いが完済しても毎月3万は必ず支払う必要があるのです。
30才で中古マンションを購入して60才でローンが終わるとしても
90才までマンションで暮らしているのであれば、ローンが終わった後に1080万円が必要になります。
勢いだけで不動産の購入を決めるのは安易です。
出来る範囲で緻密なシュミレーションをする必要があります。
そうすれば、せっかく買った物件を買ってすぐに売りたい、なんていう状況は避けられるはずです。
一生に一度の買い物。。慎重にいきましょう。