私は立場上、いろんな方とお話しする機会があります。
その会話の中で、「中古住宅を買うリスク」について知りたいという話がよく出ます。
今回は「中古住宅のリスク」についてみていくことにしましょう。
中古住宅(築30年以上)、外部と内部のそれぞれのデメリット
・耐震性の問題
・屋根や外壁からの雨漏りがある
・家が傾むいてる感じ
・水道の給水管、給湯配管から赤さびが出る
・基礎などにクラックがある
では内部はどうでしょうか?
・サッシなどから結露する
・白蟻がいる
・断熱性能が悪い ので寒い
・浴室がタイルで冷たい
・水道配管から水漏れしている
まだまだ出そうと思えば他にも出てきますが、これくらいにしておきます。
中古住宅を大規模リフォームした場合
中古住宅の購入を考えない人は、新築を購入することになります。
でも古い中古住宅でも立地が良いなど好条件が重なれば、新築を考えていたとしても、結果中古住宅を購入したという人はたくさんいます。
例えば新築を建てた場合、
60坪の土地が1000万とします。
その土地に1500万円の新築を建てた場合、総額2500万になりますよね。
では同じ場所、同じ坪数で、築30年の中古住宅が500万で出ていた場合、
中古住宅のデメリットをほぼ解消する大規模リフォームを1300万かけてするとします。
見た目はほぼ新築です。
かかった費用は総額で1700万になり、新築と価格面で比較すれば、700万円も下がり、「ほぼ新築」を購入することができるというわけです。
新しく建て直すわけではないので、固定資産税なども変わりません。
中古住宅を購入することで見える上っ面のデメリットだけを捉えがちですが、
トータルでどうかという視点で見ると、中古住宅を購入してリフォームをする、というせんたくもできるわけです。
ですから、独断で決めることをせず、きちんとした知識を持った人に相談することをおすすめします。
中古住宅には、デメリットもありますが、見方を変えることで、それを上回るメリットもあります。
住宅購入は一生の大イベントであり、一生に一番の大きな買い物です。
しっかりと吟味し、後悔のないよう、マイホームを手に入れましょう。